日本やフランスをはじめドイツやイタリア、スイス、ベルギーなどヨーロッパ各地で個展を開催。「時間」を主なテーマに確かなデッサンと洗練された豊かな色面、ときにコラージュ的な手法を用いた画面は、現実と非現実を往来するような独特の詩情を生み出しています。
2017年
「Vision」120cmx100cm
アクリル、ピグメント、コラージュ
2015年
「Quatre clefs」F10
油絵
鮮やかな色彩と、コラージュされている様々なモチーフや、 瑞々しく描かれた果物が響き合い、画面の中で独特のハーモニーを奏でている。その旋律は優しく、アルザス在住である作家の日々の暮らしを鑑賞者に想起させる。 作品を通して、鑑賞者は画家の故郷へと旅をするのである。
美術の窓 N・S
マユミ・ウヌマ・リンクの油絵は、冴えた色彩が、彼女の内面の豊かさを表し、具象的な対象と混ざり合い、全体に一つのおおきなハーモニーを醸し出しています。これらの作品は、鑑賞する者に、主観と客観の間の断面が認められ、同時に芸術的幻想の根底の姿を、驚くほどの真実性をもって掲示しているのです。
A・チリー/DNA記者
マユミ・ウヌマ・リンクは、彼女の人生を描いている、どちらかというと人生の一瞬。一つの人生は、一つのリズムを持って行進して行く、平隠と静けさを刻印しながら・・・マユミは静物を描いてはいない、しかし、それらは、休息の時間であり、時計の止まったイメージに季節を感じ瞑想と色のハーモニーへと私達をいざなってくれる。これらの落ち着いたコンポジションは、安らぎを与えると共に、ゆりかごの中で快い音楽を聞くように私達の魂を揺さぶるのである。抑制の無い喧噪に満ちた私達の生活に・・・
造形美術家 R・クルツメイヤー
2020年2月6日から2月16日まで、小樽のサロンド宮井にて、企画個展です。
チャリティの一環として、市立小樽美術館協力会への寄付、募金など募ります。